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Pardotの料金プランと特徴―自社のニーズに合わせた適切なプランを選ぶポイント

今や企業のマーケティング活動において、マーケティングオートメーション(MA)ツールの活用は必須とも言えるでしょう。その中でも、Salesforceが提供する「Pardot(パルドット)」は、B2Bマーケティングに特化したMAツールとして、その高機能性から多くの企業に選ばれています。
しかし、Pardotを導入する際にはその料金についても考慮する必要があります。高機能なMAツールであることは間違いありませんが、予算に見合ったプランを選び、最大限の効果を得ることが重要です。
本記事では、Pardotの各料金プランとその特徴、料金を考える際のポイントについて詳しく解説します。Pardot導入を検討している方、または既に使用していてプラン変更を考えている方はぜひご参考にしてください。

Pardotとは?


Pardotは、Salesforceが提供するB2B向けのマーケティングオートメーションツールです。Pardotを活用することで、リード生成から育成、スコアリング、そしてコンバージョンまで、一連のマーケティング活動を自動化することが可能になります。また、Salesforce CRMとの高度な連携性が特徴で、営業とマーケティングのシームレスな連携を実現します。

Pardotの料金プランと特徴

Pardotは主に3つのプランから選択することが可能で、それぞれ「Growth」、「Plus」、「Advanced」という名前がつけられています。それぞれのプランで利用できる機能が異なりますので、自社のニーズに合わせて最適なプランを選ぶことが重要です。

「Growth」プラン

「Growth」プランは、Pardotのエントリーレベルのプランです。基本的なMA機能を利用でき、小規模な企業やPardot導入初期には最適なプランです。

「Plus」プラン

「Plus」プランは、一歩進んだ機能を利用することが可能なプランです。より詳細なリードスコアリングやAIによる予測分析など、中規模以上の企業におすすめのプランです。10,000件を超えるコンタクト管理が可能で、毎月の料金は約45万円からとなります。

「Advanced」プラン

「Advanced」プランは、Pardotの全機能を利用することが可能な最上位プランです。
大規模なリスト管理やカスタムユーザーロールなどの特別な機能も利用可能で、毎月の料金は約85万円からとなります。

Pardot導入を検討する際のポイント


Pardotの料金は一見高額に思えますが、その分マーケティングの効率化や成果向上につながります。ただし、導入を検討する際には以下の点を考慮することが重要です。

  • 導入コスト:初期導入費用や研修費用など、公表されている月額費用以外にも考慮すべき費用があります。
  • 機能とニーズのマッチング:自社のマーケティング課題や目的に対して、Pardotのどの機能が有効かを検討しましょう。
  • 運用体制:MAツールは導入だけでなく、運用が重要です。自社で運用できる体制が整っているか、または運用を外部に委託する予算があるかを考える必要があります。

MAツール導入企業がはじめに気を付けるべきこと

最後に、Pardotの導入で失敗しないために気を付けるべきことを3つ紹介します

具体的な戦略がない場合

 MAツールは非常に強力なツールですが、それをどのように利用するかの明確な戦略がなければ、その真価を発揮することは難しいでしょう。具体的なターゲット、目標、キャンペーン戦略などが定められていなければ、MAツールの機能を最大限に活用することはできません。

ツールの運用能力が不足している場合

MAツールは設定や分析が複雑で、運用には専門的な知識が必要です。

また、MAツールを導入しただけでは効果は得られず、適切なデータ解析と改善策の実行が求められます。運用する人員が不足しているか、または十分なスキルがない場合、ツールの導入費用は無駄になる可能性があります。

必要な機能が含まれていない場合:

マーケティングの目的や戦略によっては、必要な機能がMAツールに含まれていない場合があります。例えば、特定のセグメンテーション、カスタムメール送信、リアルタイムの行動追跡など、特定の機能が必要な場合に、それらの機能を持たないMAツールを導入すると、期待した効果を得ることができないかもしれません。


これらのポイントを考慮に入れて、自社のニーズに合ったMAツールを選択することが重要です。また、MAツール導入後の運用計画や人材育成、評価方法なども事前に検討しておくと良いでしょう。

まとめ


Pardotは、多機能で高性能なマーケティングオートメーションツールですが、それに伴い料金も一定のコストがかかります。しかし、その機能を最大限活用し、ROIを上げることができれば、その価値は十分にあります。導入を検討する際には、自社のニーズとマッチングさせた上で、最適なプランを選択し、運用体制も整えていくことが求められます。


MAツールを活用することで、一人ひとりの顧客に合わせたパーソナライズされたマーケティングが可能となります。その結果、顧客満足度の向上や成約率の向上につながります。また、自動化による効率化で、スタッフの作業負担も軽減できます。


しかし、導入だけでなく適切な運用が必要であり、そのためにはPardotの機能を理解し、自社のビジネスにどのように適用するかを考えることが重要です。また、運用には一定のスキルが必要なため、必要な教育や研修でお困りの際は、こちらまでお気軽にご相談ください。

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